おはようございます。

 

 

 

ショーン・コネリーさん死去。

 

初代ジェームス・ボンド、

 

アンタッチャブル、

 

レッドオクトーバーを追え、

 

ハイランダー、

 

そして、ザ・ロック。

 

 

多数の映画に出演されていて、
主演はもちろん、いるだけで
重厚感が増す俳優さんでした。

 

 

 

亡くなった今でも大好きな俳優さんです。

 

 

 

ご冥福を祈るのと共に、作品を
もう一回観ていこうと思います。

 

 

 


みなさんの応援で成り立っています

 

 

 

本日は

 

 

回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編

「未承認行動」

 

 

について話を
していきます。

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

連日の寝不足で原口、
まさかの発熱。

 

テンションを無理やり上げて
気のせいにして、名古屋セミナーが
開始。

 

好調な滑り出しを見せていた。

 

岩田君も同様だった。

 

安心した原口はより熱があがる。

 

岩田君は大丈夫。

 

そう思いトイレで休息をとる。

 

タイマーをかけ、目を閉じた。

 

 

タイマーの表示を見て、目を閉じた。

 

ロバート・「タ」ングドンは
間に合わない・・・と口にした。

 

水中散布型破裂装置には
ウィルスが仕込まれていた。

 

人口増加を抑制する為のウィルス。

 

まぁ。しかたないかなぁ。

 

いや、いい加減！

 

そんな無責任象徴学者は
出てこない、緊迫の

 

「インフェルノ」

 

は好評発売中。

 

 

※あらすじの中にフィクションが
含まれます。

 

 

 

本編はこちらから。

 

 

 

手に持ったスマホがタイマーに
よって震え始めた。

 

 

 

原口はゆっくり目を開けた。

 

 

 

トイレの便座の暖かさに
心地よさを感じる。

 

 

 

体は熱いのに、寒気が止まらない。

 

 

 

気合を入れなおして、トイレのドアを
開け、セミナールームへと向かった。

 

 

 

今日の朝薬局に行った後の
岩田君の雰囲気の違和感の
正体が分かった。

 

 

 

原口が戻りドアを開けた時、
岩田君のパートを早めに切り上げ、
高嶋さんの紹介をしていた。

 

 

 

原口は大阪で高嶋さんの話に
不快感を表した。

 

 

 

それは身振り手振りを加えて
大げさに話をして、来場者を煽り、
スクール加入を促すものだった。

 

 

 

それが今、また行われている。

 

 

 

原口が不快感を表し、誰が見ても
分かるくらい顔に出たのを高嶋さんは
忘れてない。

 

 

 

だからこそ、原口がいないタイミングで
岩田君に話を振った。

 

 

 

大方、口留めでもされたんだろうと
予想もついた。

 

 

 

断り切れない、原口に言い出せなかった

岩田君はテンションや空気が沈んでいた。

 

 

 

それが違和感の正体。

 

 

 

全てを悟ったタイミングで。

 

 

 

原口は後方ドアを開けた瞬間に、
高嶋さんに向かって歩き出した。

 

 

 

鬼の形相で。

 

 

 

たまらずに片山さんが
止めに入る。

 

 

 

振り払おうとする原口。

 

 

 

来場者に気づかれないように、
前に行かさないように片山さんは
原口の胴に両手を回し、小さな声で

 

 

 

ダメです。
今はダメです！
→あ？

 

・・・・。

 

片山さん知ってたんすか？

 

 

 

静かに、低い声で聞く。

 

 

 

い、いえ。

 

岩田さんと何か話してるな。

 

くらいで・・・。

 

岩田さんから高嶋さんを
紹介されたので、驚きました・・・。

 

 

 

原口は真っ直ぐに目を見ていた。

 

 

 

分かります！

 

分かりますが、
今はダメです。

 

全部が終わります・・・。

 

我慢してください。

 

 

 

高嶋さんはスピーカーテーブルから
降りて、最前列を歩きながら、
身振り手振りを添えて、話をしている。

 

 

 

見れば見るほど、怒りがこみ上げてくる。

 

 

 

スピーカーテーブルから岩田君が
心配そうに原口を見ていた。

 

 

 

最後列の椅子を引き、
ドカッと座った。

 

 

 

背もたれに寄りかかり、腕を組み、
足は貧乏ゆすりをしていた。

 

 

 

そして目は高嶋さんを
睨みつけていた。

 

 

 

高嶋さんは原口と目を
合わさないようにしていた。

 

 

 

そんな原口を尻目に、話は続く。

 

 

 

聞けば聞くほど腹が立ってくる。

 

 

 

ドス黒い気持ちに覆われていく。

 

 

 

しかし、この後、すぐに
原口のパートになる。

 

 

 

顔つきや雰囲気を
戻さなければいけない。

 

 

 

来場者の方々は学びに来ている。

 

 

 

原口と高嶋さんのいざこざには
無関係だったからだ。

 

 

 

抑えろ。

 

 

抑えろ。

 

 

 

来場者の方々は関係ない。

 

 

 

高嶋さんの話が終わる。

 

 

 

いきなり出てきて、
すみませんでした。

 

 

 

それでは素晴らしいセミナーは
続きますので、みなさん、ぜひ！
学んでいってくださいね！

 

 

 

そう話をしてマイクを
岩田君に返した。

 

 

 

原口は壇上に向かい、
高嶋さんとすれ違いざまに、

 

 

 

後で話あるんで。

 

逃げずにいてください。

 

 

 

来場者の方々に聞こえないように
しかし、はっきりと高嶋さんに
わかるようにつぶやいた。

 

 

 


今日の原口は何位？

 

 

 

本日はここまでになります。

 

 

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

 

 

みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

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