おはようございます。
打ち合わせで原宿を
車で通りました。
依然はおしゃれな洋服屋さんが
立ち並ぶ道がシャッター街に。
コロナ禍の影響の大きさを
改めて実感した原口です。
本日は
回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編
「衝撃2」
について話を
していきます。
前回のあらすじ
頭の中でグルグルと
回る思考。
詰将棋のように次に打つ手、
打たれる手を考える。
今は何もしない方が良い。
それが出た答えだった。
そして、麻雀を打つ手が
変わってしまった。
それが違和感となった。
展開に違和感があった。
「た」か村は考えた。
その理由は右利きであるはずの
対戦者がサウスポーにスイッチを
していたのだった！
しかし、構わずぶん殴って
勝ちを収めた。
勝った「た」か村は勝利者インタビューで
親への感謝を語り出した。
そんな殊勝なチャンピオンではない
ボクシング漫画の金字塔
「はじめの一歩」は128巻まで
好評発売中。
※あらすじの中にフィクションが
含まれます。
本編はこちらから。
考えをめぐらせていた。
今できることは？
答えは・・・・。
何もない
だった。
まだ塾長の会社に入る経緯も
タムラさんがどう動くかも
未確定のまま。
そこで疑ったり、憶測を
入れることは失礼に値する。
そして、入社もほぼ決まりと
言われていたが確定ではない。
ここでできる事はいつも通り、
おちゃらけ、いつも通り麻雀を
打つことだけ。
くだらないバカ話をしながら
淡々と。
ただ打ち方はひどいものだった。
4位は交代ができない。
そのまま2，3位が抜け、
アマノさん、西さんが入ってきた。
またか・・・。
早く抜けて方向性の選択肢
だけでも決めてしまいたかった。
それもできない。
打ち筋が乱れている事を
西さんにも指摘をされる。
いつもは短い麻雀も
ひたすら長く感じた。
ようやく3位まで上がり抜ける。
ソファーに座り、スマホを
見るふりをして、方向性を
考えた。
最悪パターン、最善パターン。
ありとあらゆるパターンを
考えた。
しかし、原口にはひとつの
気持ちがあった。
タムラさんに可愛がって
もらったこの1年。
ぶつかり合った結果、
タムラさんはどうなるのだろうか？
という気持ちが。
昔の上司の言葉が頭に響く。
お前の人を信じる気持ちは
いつかお前を苦しめてしまう
かもしれないな。
けれど、原口は一貫して
性善説を信じていた。
人は変われる。
人は言う。
そう、人は変われる。
それは良くも悪くも
だと。
それでも信じたい。
すがる様な気持ちで、
敵対だけはしたくない。
そう強く思っていた。
朝5時。
麻雀会は終わりをつげ、
解散になる。
終わり際、みんなで即席
ラーメンをすすっていた。
挨拶をして、みんなで
タムラさんの部屋から出る。
西さんが
原口さん、いつもはちょい勝ちか
ちょい負けまで持っていくのに
今日は珍しく負けましたね。
調子悪かったですね。
→はい、そうですね。
ボロボロでした笑
マンション下で土屋さん、西さんと
別れ、駐車場に向かう。
反芻してみる。
元塾長に対する気持ちは変わらない。
徹底抗戦も。
しかし、そこにタムラさんが
いる事にもなる。
この先はまったく見えなくなった。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。
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