おはようございます。
急激な気温変化。
寒すぎだし、暖房入れて
風呂に入って出てきたら
激寒の室内。
そうです。
夏のまま冷房だった原口です。
本日は
回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編
「萎縮」
について話を
していきます。
前回のあらすじ
休憩中に高嶋さんが
感情を抑えながら近づいてくる。
セミナー終わりに自分を紹介しろと。
前半戦の失敗に捕らわれている
原口は適当に相槌を打ってしまう。
セミナー後半戦がスタート。
岩田君のパート。
やはり持ち直す事なく
ボロボロになっていく。
底なし沼にはまっていくように
足掻けば足掻くほど沈んでいく。
沈んでいく夕陽。
太陽が水平線に消える時、
黄昏の世界が現れる。
ブラックパール号の船長
「タ」ャック・スパロウはラム酒を
飲みながら待っていた。
気が付くと朝。
そう寝過ごしたのだった！
物語は悔恨と懺悔で終わった。
そんな間抜けは出てこない、
盛り上がりまくりの
「パイレーツ オブ カリビアン」
は4作、DVD好評発売中！
※大好きな映画です。
※あらすじの中にフィクションが
含まれます。
本編はこちらから。
岩田君のパート。
時間を追うごとにボロボロに
なっていく。
原口の通訳が毎回入る。
ずっと感じている違和感。
本来の岩田君とは思えない。
確かに口下手で朴とつ。
しかし、普通に話はできる。
岩田君の汗の量はどんどん増していた。
会場を見ながら話をする岩田君。
PCを見ながら話そう。
と合図を送ろうとした時、
はっと気が付いた。
岩田君が話に詰まり、しどろもどろに
なるタイミングがある。
一定の間隔で。
気が付いてから、
3回確認した。
まさか！？
いや、マジで？
ダメ元だ、試そう。
原口は壇上からゆっくりと
違和感が出ないように、
一番後ろの席まで歩いていった。
振り返ると不安そうに
岩田君がこっちを見ている。
「大丈夫。」
目で合図を送り、頷く。
手を口の前に持っていき、
「話を続けて」
とジェスチャーを送った。
静かに高嶋さんに
「セミナーの段取りで・・・」
と声をかけた。
高嶋さんは静かに立ち上がり、
原口と一緒にセミナー会場を出た。
ドアを閉めてドア付近にもたれかかり、
中の音を聞こえる様に立った。
たあさん、どうしたんｄ
→待ってください。
予想は的中だった。
岩田君がしどろもどろになる
タイミングは一定。
それは会場を見回した時。
必ず高嶋さんと目が合った時だった。
出会いから3回の練習、本番前まで。
岩田君は高嶋さんにトラウマレベルで
苦手意識を持っていた。
毎回、怒られ、怒鳴られ、
比較され、完全に委縮してしまう。
心を折られている。
思い返すと練習時も高嶋さんが
いる、いないで話し方が激変していた。
なんでもっと早く気が付かなかったんだ！
委縮から本来の岩田君の姿は
微塵もなくなっていた。
高嶋さんを連れ出してから、岩田君は
口下手なりに、「伝えたい。」を
しっかりと自分の口で話が出来ている。
しまった・・・・。
原口は心底、後悔した。
岩田くんは一回目のセミナーで
新たな苦手意識が植え付けられた
かもしれない。
高嶋さんをきっかけに、大勢の前で
話せない自分に問題がすり替わって
しまったかもしれない。
高嶋さんは訳が分からないという
顔をして席に戻ろうとした。
ダメだ。
戻せない。
ギリギリまで外にいさせたい
まさか、岩田君は高嶋さんが
苦手だから、外にいてください。
とは口が裂けても言えない。
なので、話を引き延ばした。
セミナーの段取りついて。
を聞き続けた。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。
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